著者:森
出版:マッグガーデン(ブレイドコミックス)
既刊最新刊:2巻(次巻未定)
目次(ページ内リンク)
コメディタッチな擬似姉妹百合 と思わせて進展していく関係にドキドキ
キャラ
汐(しお)
姉になりたい義姉の方
百合における姉なので当然、やや小柄(発育が控えめ)です
姉っぽく振る舞いたくてちょっと背伸びをしてしまうのも定番中の定番
行きすぎてもはやマウント取りたいくらいの勢いでコメディタッチに描かれます
カフカ
百合になりたい義妹の方
これも当然、よく発育している方になります
姉妹ですが、義妹ということもあり同級生……というか、1日しか生まれが違いません
昔、汐に出会っていてそれ以来気持ちを温めてきたようです
温めすぎて発酵が進んで……いや
基本的にいい子で才色兼備、とぼけ具合もほどほどでいい感じです
牧神メイと椿乙芽
良いタイミングで現れてイベントを提供してくれるサブキャラも充実しています
というとメタっぽいですが、あくまで汐とカフカの関係を邪魔しない、けれどちゃんと存在感もあってバランスの取れているキャラです
百合感とコメディのバランスもとってくれてうまくストーリーに溶け込んでいます
親の再婚で姉妹に
二人が姉妹になった経緯はシンプル
親の再婚です
(好都合にも?)その再婚した親は海外出張で不在にするので、二人だけの生活が始まることに
まさしく「姉になりたい義姉VS百合になりたい義妹」な関係が開始します
同じ学校、同じクラスに
高校1年のスタートのタイミングから話はスタートします
カフカの方が中学校からの繰り上がりで、汐が編入する形です
そういうこともあり、カフカにはすでに知り合いがたくさんいますが……
才色兼備なカフカは半ば百合ハーレムみたいな状態になっていました
注目を浴びている中ででも、カフカ自身が考えているのは義姉こと汐のことばかりです
ちょっとばかり壊れ気味ですね
家でも色々起こる
特に家では、汐が姉らしくなるため色々なことを仕掛けます
やってることが姉らしくないとかはさておき……
それが百合イチャイチャコメディという感じでいい感じです
すれ違い、勘違いが続くかと思いきや
カフカは好きアピールをしているつもりですが、それは汐には届いていません
そのスタイルである限りは、深くなりすぎないコメディを続けることができるわけで、そういうスタイルをとっている作品も多くあると思います
そこを継続するかどうかが百合と日常の境目な気がしますが、本作ではもう一歩踏み込む方向に舵を取ります
カフカは元々、どうにもうまくいってないなーと思っていたようですが、好きアピールがなぜかマウントと取られていることに気が付きます
じゃあどうするという話にもなるわけですが、結局のところアピールを続けるしかないわけですね
同じようで少し違う、二人の関係が続きます
いいことを言っているような言ってないようななアドバイス
ちゃんと深くなっていく関係が尊い
積極的なアピールをするカフカと、なんだかんだ姉として仲良くなりたい汐
少し考えがずれているところのある二人ですが、仲良くなりたいということは同じです
深まっていく関係が意外なほどしっかり描かれている作品です
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