著者:桜井のりお
出版:秋田書店(少年チャンピオン・コミックス)
既刊最新刊:9巻(次巻未定)
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全然ヤバくない? 逆タイトル詐欺な真っ直ぐなラブコメ
あらすじ
僕の心のヤバいやつには、あまり明確な◯◯編のようなものがありません
修学旅行に行ったりもしますけど、それだけでがっつり構成するというよりは、そういうのは関係の進展の過程に存在するだけというか
それでもいくつか、明確なターニングポイントのようなものがあって、着実に進展していっています
アニメ1期は4巻まで、アニメ2期はR6.2現在まだ途中ですが、8巻までをやるのでしょう……色々ときりがいいですからね
読み始める前はそんな風になるとは思ってませんでしたが、人生1、2を争うラブコメです本当に
1巻 ラブコメの始まり
主人公は市川 京太郎(いちかわ きょうたろう)、ヒロインは山田 杏奈(やまだ あんな)です
申し訳程度の「ヤバいやつ」要素を挟み、どちらかというと強烈なキャラなのは山田の方なのでは?と思わせつつ、主人公の京太郎が山田への想いを自覚するところから関係が進んでいきます
他ヒロインも魅力ですが、本作は基本的に恋愛対象としてのヒロインは山田一本です
今時っぽいというか、その一途な関係が最大の魅力ですねー
2巻〜5巻 ラブコメ期?
山田から京太郎への想いというのは、なかなか明確に表現されません
好きっぽいけど、恋愛としてかどうかはよくわからないし……みたいなラインを彷徨っているような気がします
いや、どう見ても恋愛として好きな感じがするんですけど、そうやって失敗した男子も結構いるはずで絶妙にそのラインというか
実際に、仮に恋愛として好きでもちょっとしたことで加熱したり冷めたりするのも現実で、その感じも表現されているような気がします
特にこの期間は、そうしたまさしくラブコメ感全開の期間だと思います
6〜8巻 ひとまずのクライマックス!
相手の気持ちに気づけない、受け入れられないのは、自分に自信がないから
そういうことって実際にあるような気がします
好き同士であっても、ただそれを伝える、理解するだけでは足りない時があります
その理由によくあるのが、そういう自分自身に関することだったりするんじゃないでしょうか
と、そんな青春そのものな交流が展開されていきます
あえて何がどうなるとは言いませんが、このあたりを丁寧に描ききったのは素晴らしいの一言です
9巻〜 それからもまだ話は続く
人生には色々ありますよね!
そうした色々を一緒に乗り越えられるのが、本当の運命の相手なのかもしれません
いいですね!
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