著者:石ト悠良
出版:集英社(ジャンプコミックス)
既刊最新刊:1巻(次巻2024/12/4予定)
目次(ページ内リンク)
メインは二人!おぼろとまち
・仁科 真知(にしなまち)
・佳住 朧(かすみおぼろ)
スーパー頭脳と忍者スキルで大きかったり小さかったりする問題を解決!
刊行情報
「おぼろ」と「まち」の二人が織りなす軽くて刺激的でちょっとだけハートフルな日常
日常ベースのちょっと青春ちょっと百合なゆるコメディ
ジャンプ系列でもこんな程よい感じの日常が出てくるとは……
なんて思ってみたり
これもジャンプ+というWEB連載を取り入れたメリットの一つだと思うのですが、ジャンプでは本当の意味での日常ってなかなか難しいんですよね
日常っぽくても、やっぱりコメディ要素やイベント性が強いものが多くて、そういうのじゃないと生き残りにくいのは実際そうだったんでしょう
まあ本作も朧が忍者だったり真知の頭の良さが異次元だったりしますが、二人の問題解決能力が高すぎて、一番問題なのはこの二人そのものだったりするところが面白い
素直じゃない信頼関係がいい感じです
メインは二人!おぼろとまち
どちらかと言えば真知の方が主人公っぽい感じがしますが、おぼろとまちの順番なんですよね
まあダブル主人公と言って違いないとも思いますが
仁科 真知(にしなまち)
真知は宮城から上京してきた高一の女の子です
自己紹介からも気の強さが伺える
そんな真知ですが、父親との笑っていいのかどうか微妙なエピソードを経て上京しています
東大理三というわかりやすい高学歴ワード
しかし「普通に生きて普通に死ぬ」のが嫌で、怖いというのがモノローグで語られます
思春期と言ってしまうのは簡単ですけど、誰でも思うことではないでしょうか
そんな真知が東京にやってきて出会うのが、普通からかけ離れた朧なのでした
佳住 朧(かすみおぼろ)
ゴリッゴリのギャル(真知談)です
読んでてそんな印象はないですけどね
でも、服装やヘアメイクは確かにギャル
何でしょうね、漫画ばっかり読んでると髪や服装では特に強い印象を抱きにくいんですかね
というか他の要素が強すぎる
里抜けしてきて家のない朧は、一人暮らしをする真知に目をつけ強引に泊まり込みます
入学はどうしたんでしょうね
というかなり押しの強い、とても好印象とは言えない出会いで二人の同居生活が始まります
スーパー頭脳と忍者スキルで大きかったり小さかったりする問題を解決!
ベースは日常系です
日常らしい小さな事件や、忍者らしい?大きな事件も起きたりします
が、二人のチグハグだけど極まったスペックのおかげで深刻化せずむしろギャグに収まってしまう感じなんですね
極端な言動に惑わされそうになりますが、二人はある意味、素直すぎるくらい素直で、等身大の女の子です
マンガチックな過激なイベントに持っていかれそうになるところを、二人が力を合わせて日常を守る
日常でなさそうな日常が、ふとしたほっこりなシーンを際立てている
そんな気がしてくる作品です
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