ポストアポカリプス系
未来はあるのかないのか、人が住めなくなった土地を浄化して回る少女の物語
未知の敵と荒廃した世界
主人公である丑三小夜(うしみつさや)は、荒廃した世界を一人活動しています
よくある設定ですが、未知の外敵が発生し、ほぼ人類は壊滅してしまっている状態です
物語の主要メンバーを構築できるくらいの人数が生き残っているかどうかは作品により分かれますが、本作はひとまずほぼ一人
キャラクターは他にも出てきますが、もはや人でなかったり……基本はサブキャラとしての枠を超えません
そこは生存者を探すというのが小夜の目的でもあるので、今後の展開の肝でもありますね
その外敵との遭遇もあまりありませんが、たまにあって数コマ程度のバトルがあります
が、基本小夜が手こずるような戦力ではないようです
あくまでも、すでに文明は滅んだようなもので、その世界をどう行動するか……が、作品の焦点なんだと思います
ほとんどの人の死因は結晶病
外敵(どうやら断罪者という呼び方をするよう)の出現がきっかけではありますが、ほとんどの人の死因はその攻撃による出血や損傷ではありません
彼らの出す瘴気を吸うことで、結晶病という病気になって、100%速やかに死に至るというもの
戦闘力自体は、そこそこの戦力の大人が集まれば戦えなくもないようなので、まあやはり人類を死滅させようと思えば直接的な戦力よりももう少し周りくどいやり方が必要なのでしょうね
行く先々で出会う「人々」
基本、人類は全滅しています
ただし通信網も死んでいるので、どこかに生きているかもしれません
シェルターも各地にあるので、まともに機能しているところがあればその可能性も十分あるでしょう
(積極的に全滅しにいっているというか、そうはならんやろみたいな背景がちょいちょいありますがこういう作風でのご愛嬌ですね)
物語全体では、雰囲気重視で描かれながらも、通してゆっくりゆっくり前進していっているような印象です
生き残っているのはぶっちゃけ、ロボットが多いです
が、それだけでもありません
また彼らの考えなどに触れて、小夜も色々と現状についての考えを深めていきます
ゾンビものによくあるぶん投げて終わりではなく、もう少し前向きな結末が望めそうです
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