おすすめ作品ピックアップ紹介「負けヒロインが多すぎる!」

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アイキャッチ出典:出典:著:雨森たきび、イラスト:いみぎむる『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館

著者:著:雨森たきび、イラスト:いみぎむる
出版:小学館(ガガガ文庫)
既刊最新刊:6巻(次巻未定)


目次(ページ内リンク)

フラれたところから物語は始まる 負けがあるからこそ輝く青春ラブコメ


何も言わずにまずこれを見ていただきたい



負けヒロインが多すぎる!_1

1巻の表紙です
いやなんだよ、と思われるかもしれませんが
いい表紙だなーと思うんですよね
ヒロイン、八奈見杏菜(やなみ あんな)なわけですが、絶妙な明るさ、アホっぽさ、可愛さが表現されています
コミカライズも進行中でそれも十分悪くないのですが、ラノベのいいところというかよくマッチしている挿絵はあるいはマンガ以上に想像を引き立ててくれます
このめちゃくちゃ明るい感じが負けヒロインというフレーズとの対比にもなっているのも、多分狙っていてのことなのでしょう
わかりやすさのため本記事ではマンガから引用した絵ばかりですが、文章も読みやすいので是非原作を読んでみてください


キャラ


主人公:温水和彦(ぬくみず かずひこ)

ラブコメ主人公なので、今時っぽく秀でた特徴のないオタクな男です
でもやたらとオタクっぽさや中の下くらいの容姿を前面に押し出そうとしてこず、描写の中で等身大らしさを描いているので鼻につく感じがないです


ヒロイン:八奈見杏菜(やなみ あんな)

負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館


負けヒロイン①
前述のとおりですが、すでに負けヒロインというビハインドを背負っているので、通常のラブコメそのほかであるようなあからさまな弱点、辛い過去みたいなものはなく、設置上も普通に女子力高めの可愛い子です
辛い過去を背負ったメインヒロインとしてはアホの子を据えにくいですが、そういうことなので普通にそんな配置にもできます
かといって何もわからないわけではなく、気づくことは気づく、考えていることは考えている、という感じでその辺も等身大です


ヒロイン:焼塩檸檬(やきしお れもん)

負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館


負けヒロイン②
体育会系
八奈見をさらにもう少し明るく、アホにした感じです
ただし外から見る分には明るい美少女で、所属する陸上部でも活躍しているモテ女子
もう一人のヒロイン小鞠との関係もいい感じです


ヒロイン:小鞠知花(こまり ちか)

負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館


負けヒロイン③
文化系……というか、主人公と同じ文芸部に所属しています
他のヒロイン達とは違って、最初のうちはしゃべるのにもスマホに打ち込んだ文字を相手に見せるというコミュニケーション不全っぷりを見せつけます
主人公との関わり方も、他の2人には振り回されるような形になっているのに対し、似たもの同士のような関わり方になります
ラブコメに欠かせない大人しい側のキャラです


妹:温水佳樹(ぬくみず かじゅ)

負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_2巻』@小学館


主人公を概ね全面肯定してくれる妹キャラ
やりすぎなくらいブラコンですが、なんというか先駆者達が生み出した妹像のせいで普通くらいに感じます
ヒロインたちは基本、主人公と一定の距離のある状態でスタートしているので、こういう妹がいるくらいでちょうどいいのかもしれません


先輩:月之木古都(つきのきこと)、生徒会の人:志喜屋夢子(しきやゆめこ)

負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館


負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館


先輩もあわや負けヒロイン化するかと思いましたが……
とりあえずメインヒロイン級ではないですが重要なキャラですね
ゾンビ系ギャルなどという未知のジャンルと共に、実際になかなかのインパクトを残して去っていきます
単純に可愛いので出番が増えるといいですねぇ


負けヒロインが多すぎる


とりあえず本作の象徴になるのが、負けヒロインという言葉です
ここで生まれた造語ではなく、複数ヒロインが存在してみんなが主人公を好きになっても一人を選ばなければならない以上、負けることになるヒロインが生まれることになる
いわゆる負けヒロイン、負けインとして前々から使われてきている言葉です
形こそそれぞれですが、みんなそのような負けを経験していきます
ラブコメであれば負けが確定する頃には物語は終盤を迎えているわけですが、本作ではそこからスタートし、その感情に向き合っていくことになります
魅力的なヒロインであればあるほど、報われて欲しいと読者的には思うものですが、そのどうにもならないことに対してどう向き合っていくのか……みたいなことが描かれることになります
なんというか、終盤にどうまとめるのか難しそうな話ですね


負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館


負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_1巻』@小学館


負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_2巻』@小学館


負けヒロインが多すぎる!
出典:原作:雨森たきび, いみぎむる、作画:いたち『負けヒロインが多すぎる!_2巻』@小学館


刊行情報


既刊最新刊:6巻(次巻未定)


負けヒロインが多すぎる!_6

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