著者：青木Ｕ平
出版：新潮社（バンチコミックス）
既刊最新刊：3巻（完結）
目次(ページ内リンク)
編集の女の子を主人公にしてマンガ家目線で描いたような、コンパクトにまとまったお仕事もの
勢いがあるわけではないものの、味がある内容
爆発的ではないけど、読み終わってみてちょっと心に残るものがある
とりあえずそんな感想を持ちました
全三巻ですが、ちょうどそれぞれの巻ごとまとまったパートのようになっています
タイトルが「マンガに、編集って必要ですか？」であるわけで、そこにおそらく明確な答えはなく、考え方とか思うところが投げかけられているような気がします
（まあ、本来の出版までの編集作業っていう意味では絶対必要だと思いますが）
新人編集坂本さん
マンガ家の佐木に、坂本さんという新しい編集がつきました
若い女性、新人の編集です
最初は編集の打ち合わせの雑談がなげぇ！という切り口で話が展開していきます
青年誌向けだと、そこからどう展開して行くのか方向性はさまざま考えられますが、そこは変に捻らずに少しずつ理解を深めていきます
１巻分は、主に佐木目線での坂本との関わり合いというまとまり方になっています
連載マンガ、そして編集との出会いと別れ
このマンガで多くを占めるのは、マンガ家と編集との関係、そしてそれぞれのマンガとの向き合い方、考え方です
状況を変えながら、関係者の本音がちょっとずつ垣間見えてきます
あくまで一つの視点として、だからこそ率直に語られているような気がします
２巻からはかなり坂本さんの掘り下げが進んでいきます
かなり編集側視点が多いのも本作の特徴なのではないかと思います
坂本さんはかわいい（重要）
物語全体としては、山、谷はちゃんとあるものの、やはり大人向けというか全体に落ち着いた雰囲気なのは否めません
しかし佐木と坂本、それぞれかなり好感が持てる魅力があります
基本この二人の話なので、軸のキャラがしっかり好きになれるのは読み進める上ですごい重要です
何より坂本さんがかわいい
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コメント
good!!!