日常マンガまとめて紹介

まとめ_summary
アイキャッチ出典:

ぼっち・ざ・ろっく!

孤独な中学時代に磨いたギターの腕は超一流(ソロ演奏のみ)! ぼっちな主人公の成長を描く?バンドもの

ぼっち・ざ・ろっく!はまんがタイムきらら系の作品です。
ひだまりスケッチやご注文はうさぎですか?など、有名なアニメの原作を多数生み出している雑誌系列です。

特徴的なのはまったりとした日常を切り取る日常系、しかも4コマに特化している雑誌ということで、ぼっち・ざ・ろっく!も同じようにぼっちちゃんの属するバンドを中心とする日常が4コマで描かれています。
これらはあまり起伏のあるストーリーがあるようなイメージはないでしょう。実際、ゆったりまったりしている作品が多いのが確かですし、それが求められている魅力でもあります。

しかし、ぼっち・ざ・ろっく!は良い意味でそれだけではない。
超絶コミュ障の主人公、ぼっちちゃんは、随所で成長を見せ、バンドと共に成長していく……そんな青春ものと紹介しても不足のない、むしろ積極的に紹介したいくらいのクオリティがあります。
もちろんコメディタッチの日常もしっかりあるのですが、アニメ化して人気に火をつけたのはかなり、そんな熱いストーリーに理由があるのではないでしょうか


出典:はまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!_1巻』@芳文社

出典:はまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!_2巻』@芳文社


ルリドラゴン

話題沸騰という言葉が相応しい、連載開始と同時に大人気に! 連載再開が待たれる……

ルリドラゴンはジャンプ本誌掲載作品です(打ち切りにはなってませんが休載中のため掲載作品と言っていいのかというのはありますが……)
ジャンプは言わずと知れた少年漫画雑誌の王者ですが、それは熾烈な連載の生き残り競争が毎週繰り広げられているからでもあります
その中でルリドラゴンは、連載開始と同時に話題となり、すぐに人気マンガと言える状態にまでなりました
なぜか? というと、それはそれぞれ、コミックスを買ったりした人に聞いてみるしかないかもしれません
が、これはおそらくですが、まあ一言で言ってしまえば、ジャンプ表紙に載っていたルリがめちゃくちゃ可愛いからなのでしょう

なんでしょう、マンガの絵って綺麗ならいいってものではない絵柄の魅力というのが求められると思いますが、それが絶妙に、しっかりあるんですよ
内容も、心が暖かくなるような、ほどよく退屈しない程度に何かが起こる日常が描かれています
絵に惹かれて読んだ人の期待を裏切らない内容と絵が相俟って、好きな人にはすごい刺さるものになっているのだと思います

ルリは何やら父親がドラゴンらしく、なんか普通に生まれて育っているなーと思っていたら何やらツノが生えたりなんだりドラゴンっぽさが出てきてしまった……
どうする? 学校行って大丈夫? みたいな緩やかなファンタジーとなっています
さすがジャンプの掲載作品という感じで、読み味も普通に読みやすくて面白いです
問題は、打ち切りではないですが休載によって続きが書かれていないこと……
(今のところ)日常ものなので、いいところだったのに! という風にはなっていないのが救いですが、再開が待ち望まれている作品の一つだと思います
1巻だけでも結構楽しめるので、期待しすぎず待ちましょう


出典:眞藤雅興『ルリドラゴン_1巻』@集英社

出典:眞藤雅興『ルリドラゴン_1巻』@集英社


ゆゆ式

ただひたすらに仲が良い 飛び交う言葉の間の空気を読む真の日常系

きらら系の日常ものの中でも異彩を放つ一作
日常系と言っても普通は日常の中でイベントがあり、その中で描かれる日常を切り取るものです
しかしそんなイベントすらゆゆ式においては邪道
学校行事をピックアップすることもあまりありませんし、たまの旅行は海に行く程度
基本はゆずこ、唯、縁の3人で過ごしていますが、場面は教室、部活(といってもパソコンで検索して遊ぶだけ)、唯の部屋で過ごしているところが大半です
でも、日常ってそういうものですよね

ゆずこが会話をスタートさせ、縁が広げて、唯がツッコむ
そんな暗黙の了解のようなコントを、誰よりもこの3人が楽しんでいるのです
全員が全員を愛していて、3人で結婚しちゃう?いいんじゃない?くらいの雰囲気を見せながら、でも卒業後の将来を現実的に考えていたりもする
そこのリアルさがすごい
究極の日常系と呼んでもいいんじゃないかと思っています

そんな感じなので、すごい面白いというよりは、仲良し3人(サブキャラとの仲も段々深まっていきますが)空気感を楽しむ作風になっています
ギャグもこちらを笑わせに来るのではなく、あくまでも3人の中で交わされるものです
面白ければキャラも笑うし、滑れば滑ります
すごい面白ければ縁ちゃんが大爆笑します
その辺もリアルで、こっちの面白い面白くないの感覚と縁の笑いレベルが結構一致するんですよね
癒されます


出典:三上小又『ゆゆ式_12巻』@芳文社

出典:三上小又『ゆゆ式_1巻』@芳文社


苺ましまろ

かわいいは正義! を生み出したギャグセンスにステ振りすぎな日常?もの

浅くも深くもないような気がする日常系の歴史ですが、かなり早い段階に出てきた作品かと思われます
かわいいは正義! というフレーズを見たことがある方も多いかと思いますが、それはこの苺ましまろの帯で使われていたフレーズです
ということで、かわいいは正義の名のもと、かわいい絵柄とそれに似つかわしくない激しいコメディが繰り広げられます

この作品の魅力は……かわいい女の子、あるいは日常の雰囲気、そんな風に言いたいのも山々なのですがそうではありません
いや、それも魅力ではありますが、とにかくギャグが面白い
いちおう日常系というジャンルに入れて紹介をしてますが、ギャグマンガ枠でいいんじゃないかというくらいに思っています

今ではありがちかもしれませんが、やりたい放題系の女の子を軸に据え、ツッコミ、天然、などキャラ枠を備え、テンポよくコメディをやっています
特に美羽&千佳の6年生コンビはお笑いコンビのようですらあります
2巻からはイギリス人ハーフ(英語は話せない)のアナちゃんが登場し、特にそこからは絵も内容も安定して面白くなってきます

ちなみに単行本が出るのがめちゃくちゃ遅いことでも有名で、初めて読んだ時にはそこそこ巻数が出ていてそれから結構な年月が経ちましたがまだ数巻しか増えていません
でも軽い感じでそこそこの長さ(R5時点最新9巻)を楽しむのもいいんじゃないかと思います
おすすめです


出典:ばらスィー『苺ましまろ_2巻』@KADOKAWA

出典:ばらスィー『苺ましまろ_3巻』@KADOKAWA


NEW GAME!

今日も一日がんばるぞい! かわいい女の子×ゲーム制作のお仕事もの

今日も一日がんばるぞい!でお馴染みのNEW GAME!
ゲーム制作を題材にした日常半分、真面目なお仕事半分の4コマです

こんな可愛い子ばかりの制作会社なんてあるか? というのはご愛嬌、当然な部分ですが、ゲーム制作会社らしいクセのあるキャラが揃っています
主人公の青葉はキャラ班ということで、キャラデザインを担当します
物語を通してゲーム制作に真剣に取り組み、成長していく姿はただ可愛い、面白いだけでなく感動も誘います

主人公がキャラデザをやるのでキャラデザの話が多めにはなりますが、プログラムやモーションなどゲーム全般の話がエピソードに組み込まれていて、単純にそういった業界ものとしても結構面白いです
ねねっち、ひふみんなど、見た目が可愛いだけじゃなくてクセがあって癖になる?キャラもたくさんいます
お仕事の話ではあるので、日常ものという枠よりは幅広いキャラが活躍するため、日常ものはあんまり……な人でも楽しめる一作だと思います





きんいろモザイク

日英交流の織りなすきんいろの日常! 絵柄だけでなく色彩も含め絵も魅力的です

イギリス人少女がホームステイして始まる日英交流日常もの!
というとどことなくよくありそうな感じではありますが、その対比、関係がよくできています
主人公に位置する、日本人の「しの」とイギリス人のアリス
イギリス人少女を出す以上それは当然金髪!ですが、しのもまた純日本人らしい黒髪です
作者がよく烏の濡れ羽色と表現していますが、それはザ・日本の美しい黒髪を表す色でもあります
他にも色々二人は性格も含めて対となっているような良いパートナーとして描かれています

お互いがお互いのことが好きで、そしてそれは二人そのものもそうですが、お互いが持っている相手の国のステレオタイプな魅力に対しても向けられていて……
それが時に、ケンカにつながったりします
まあすごいコメディタッチで、傍目にはいちゃついているようには見えないのですが
二人目の金髪が現れて浮気?しそうになるしのと、しっかり嫉妬するアリス……
二人のくだらなくも微笑ましいやりとりが魅力の日常者となっています
脇を固める他のキャラ達ももちろん魅力的です!


出典:原悠衣『きんいろモザイク_1巻』@芳文社

出典:原悠衣『きんいろモザイク_2巻』@芳文社

▶︎scroll▶︎
link to kindle

コメント

タイトルとURLをコピーしました