孤独な中学時代に磨いたギターの腕は超一流(ソロ演奏のみ)！
ぼっちな主人公の成長を描く？バンドもの
日常に見せかけて割と熱い！ ぼっちちゃんの成長物語
ぼっち・ざ・ろっく！はまんがタイムきらら系の作品です。
ひだまりスケッチやご注文はうさぎですか？など、有名なアニメの原作を多数生み出している雑誌系列です。
特徴的なのはまったりとした日常を切り取る日常系、しかも４コマに特化している雑誌ということで、ぼっち・ざ・ろっく！も同じようにぼっちちゃんの属するバンドを中心とする日常が４コマで描かれています。
これらはあまり起伏のあるストーリーがあるようなイメージはないでしょう。実際、ゆったりまったりしている作品が多いのが確かですし、それが求められている魅力でもあります。
しかし、ぼっち・ざ・ろっく！は良い意味でそれだけではない。
超絶コミュ障の主人公、ぼっちちゃんは、随所で成長を見せ、バンドと共に成長していく……そんな青春ものと紹介しても不足のない、むしろ積極的に紹介したいくらいのクオリティがあります。
もちろんコメディタッチの日常もしっかりあるのですが、アニメ化して人気に火をつけたのはかなり、そんな熱いストーリーに理由があるのではないでしょうか
ぼっちちゃんを中心とした関係性が尊い
きらら系の作品は、大抵緩めの百合が差し込まれています
ぼっち・ざ・ろっく！もそこに相違はありませんが、ぼっちちゃんを中心としたカップリング、演出が多めなのが特徴的です
まずぼっちちゃんが友達がいない！というのが設定のベースにあるので、逆にどんな組み合わせでも何かの魅力が感じられます
一押しは喜多ちゃんとの組み合わせで
元々虹夏とリョウがセットな雰囲気もあり、だからかぼっちちゃんと喜多ちゃんがセットで扱われている印象も強くあります……が
コミュニケーションが苦手で友達がいないけれど、ギターが上手くなり人を魅了できる武器を秘めたぼっちちゃん
コミュ強で人気者だけど、どこか自分に自信のない喜多ちゃん
そんな組み合わせからして、相性はバッチリなんです
たまに差し込まれる二人の関係性の描写は素直に尊さを感じてしまいます
キャラがいい！ 一押しのきくり姐さん
メインキャラもいいですが、脇を固めるサブキャラ達も魅力たっぷりです
特にここでは、きくり姐さんを集中的に紹介したいと思います
結束バンドの４人の他にもキャラはたくさんいますが、露出が多めなのがバンドに関係する先輩方です
中でも実力派かつヤバいやつとして存在感を見せているのがきくり姐さんこと廣井きくりです
きくりの初登場は、ぼっちちゃんがチケットノルマを達成できずに彷徨っていた時のこと
ベースとお酒が命よりも大事と言いながら、ベースを居酒屋に忘れてきた酔っ払いというぼっちちゃんすらドン引きの登場シーンをかまします
しかしぼっちちゃんの心境を見抜き、路上ライブを無理やり決行、成功に導くというバトルマンガの頼れる強キャラのような動きを見せます
それ以来ぼっちちゃんに目をかけ、奇行と魅力を振りまく強烈なキャラとして準レギュラー的に登場し続けています
実際いたら多分ヤバいやつなのですが、マンガで客観的に見る分にはとにかくかわいい
結束バンドの４人に次ぐクラスの人気も頷けるというもの
こうしたキャラが、ただの青春学園ものではないバンドものとしての幅を広げる役割も果たしています
きらららしい可愛い絵柄
言うまでもないですが、日常ものらしい可愛さもばっちりです
少し遡って見てみると、初期の頃の方がより丸っこい絵ですね
マンガの絵の変化はあるものですが、上手さの安定感はかなりある方かと思います
わりと珍しい？ デビュー向けて着々と進んでいく
ぼっち・ざ・ろっく！の今後の展開ですが、ほどほどにぼっちちゃんが成長していい感じにライブができるようになって終了……が普通の日常系の流れのイメージですが、ぼっちちゃんの成長がまだまだ道なかばなところでインディーズ展開と、前人未到の展開を突き進んでいます
さらにこの先、どこまで辿り着くのかは分かりませんが、ぼっちちゃんと結束バンドの成長が気になるところですね
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