著者:原作:有馬あるま、作画:フカヤマますく
出版:集英社(ジャンプコミックス)
既刊最新刊:14巻(次巻 2026年6月頃見込み)
目次(ページ内リンク)
導入 神父くんとイムリ
第1章 強欲の魔王 マモン(1巻〜2巻)
第2章 嫉妬の魔王 リヴァイアサン(2巻〜3巻)
第3章 暴食の魔王 ベルゼブル(3巻〜5巻)
第4章 色欲の魔王 アスモデウス(5巻〜8巻)
第5章 怠惰の魔王 ベルフェゴール(8巻〜11巻)
第6章 傲慢の魔王 ルシファー(11巻〜13巻)
第7章 憤怒の魔王 サタン(14巻〜)
アニメ化情報:アニメ化未定です!
七つの大罪の魔王と少年エクソシストとの戦い……そして少年と悪魔の恋の物語
魔王を一人一人倒していくような単なるバトルものに収まらない熱さがあり、そしてあくまでバトルものではなく純愛と成長をテーマにしているような切り口の意外性が組み合わさり、どんどん面白くなっていっている作品です!
全体的な構成について
七つの大罪を題材にする作品です
そのため、よくあるというか必然的なことですが、一つ一つをテーマに章展開していく構成になっています
特に本作では、区切りの際に第○章 完という形で明示するのでわかりやすくなっています
導入 神父くんとイムリ



悪魔、つまりはその長たる魔王も存在する世界で、圧倒的な力で人類の希望と評される少年、神父くん
あえて名前を出さないタイプの作品ですね
読者の分身として一般化を図るため、特別感を演出するため、など構成上の演出でしょう
本当の名前はいずれ……
時を経て、サタンから狙われた女の子:イムリを守る任務を神父くんが請け負うことに
しかしその女の子は、実は神父くんを無力化するために差し向けられた悪魔なのでした!
……というところまでが導入です



余談ですが、サキュバスってところがこの作品の肝の一つですね
七つの大罪を扱う作品は多いですが、本作では色欲が少しばかり特別扱いされている感じです
第1章 強欲の魔王 マモン(1巻〜2巻)
第一章では「強欲」のマモンが登場します
すでに神父くんはマモンなどの魔王と対峙しており、言葉を借りれば退けています
マモンもまたそのうちの一人です



神父くんは初期時点から戦闘能力はずば抜けていて、魔王が現れたとてそれ自体そこまで問題ではありません
(いくらなんでも魔王相手なのですごい余裕があるわけではないですが)
むしろ悪魔の身で、その最強のエクソシストと接しなければならないイムリが最もハードな役割を負わされている状況
ひとまずそのような関係から物語はスタートします




イムリが悪魔であり、サタンの戦略の一部であることを知っているのはサタンだけです
他の魔王はそのことを知らない……というよりは、元々魔王同士は知り合い程度で、仲間でも敵でもなく、それぞれ独立して動いているようですね
マモンが現れるのも、イムリは関係なく、神父くんと戦うためです



見た目はイケイケリーマンという感じですが(実業家的な側面も実際にある)、ゴリゴリの武闘派です
強欲≒戦って奪うみたいな解釈で、戦いこそ楽しみ、暴力こそ男みたいな価値観を有しています
恋愛ものを描くために色欲がフィーチャーされているのと同様に、バトルもありますよという感じですね

ただまあ、それはあくまでマモンの思惑というか、この作品においては二番目なのですよね
やはり一番重要なのは、色欲……というか、恋なのでしょう
もっと言えば神父くんとイムリの関係
第一章ではそれが明確に示される、始まりの章としてふさわしい展開と流れでした
第2章 嫉妬の魔王 リヴァイアサン(2巻〜3巻)
2番手は『嫉妬』の魔王であるリヴァイアサンが登場します

全体を振り返ってみれば、この章では今後必要となるキャラクター達が登場するパート的な役割が大きいですかね
神父くんとイムリが中心的だったのが、エクソシスト側の味方(と単純に言って良いか微妙ですが)にも視点が移ります



ママを自称する幼女というとんでもないマニアックな属性で登場するリヴァイアサン
魔王達は、一度自分の体を保てないほど消耗すると、死にはしないものの幼体化してしまうようですが……それにしてもですね


魔王なので仕方ないですが、戦闘形態というか素の状態のリヴァイアサンは、恐ろしい見た目と圧倒的な破壊力を身につけています
しかしながら「友達が欲しい」という行動原理を持つリヴァイアサンにはそのような見た目も力も不要なのですね
マモンとは全くもって性質が違います





結局のところ、リヴァイアサンとは戦うことになる訳ですが……
マモンがライバル的な宿敵であるなら、リヴァイアサンは仕方なく戦う半分味方のような魔王でした
こんな感じで、しかし少しずつ神父くんとイムリの仲は進展していきます
第3章 暴食の魔王 ベルゼブル(3巻〜5巻)


コマを侵食する形で登場する暴食の魔王ベルゼブル
他のマンガでも扱われることもよく見る、大罪の中でも比較的知名度の高い魔王ですね
有名すぎないところが逆にいいんでしょうか
前章で登場したレアとバーバラの掘り下げがあります
特にレアが大きく関わってきますね



ベルゼブルとレアには因縁が……というか、レアがエクソシストとなった理由がベルゼブルにあると言っていいでしょう
レアは時間限定ですが高出力の戦闘ができるタイプです
神父くんが圧倒的すぎて、まあ実際に彼が戦力として圧倒的なのはそうなのですが、他のキャラも条件付きで魔王と戦うことができるバランス感覚がちょうどいい味付けです


人の本質……というのが、対ベルゼブルでのテーマでしょうか
大罪、魔王側の背景も少しずつ見せられ、話が段々と深まっていくのを感じます



イムリと神父くんも、かなり仲が深まってきましたね
第4章 色欲の魔王 アスモデウス(5巻〜8巻)



だいぶイチャつき具合が増してきます
そんなところで登場するのが、アリアというアーティスト
世界レベルのアーティストで、イムリに絵の依頼をすることで関わりが生まれます
まあ、このタイミングで出てくる存在感のある女性キャラということで、役割は言わずもがなという感じですね


ラブコメ度合いが増してますね
しかし、純粋なラブコメではないので、このまま行くわけにはいかず


アリア=アスモデウスなのでした
いや、これはこれでラブコメっぽいのですが



そもそも大罪の魔王たちは、魔王だからもれなく強いのはそうなのですが、別に神父くんを倒したいみたいなモチベーションはありません(マモンだけはそれが目的で襲ってきますが)
何かやりたいことがあって、結果的に神父くんが立ちはだかっているだけみたいなところがあります
神父くんは戦って勝つけれど、得るものはあまりない
そんなところは、バトルものっぽくあってやはりバトルものではないのだなぁと感じます
第5章 怠惰の魔王 ベルフェゴール(8巻〜11巻)


物語が進み、神父くんは戦闘の上では未だ勝ち続けています
しかしながらメンタルはボロボロ
イムリとの関係も進んでいますが、まあ何というか、私生活がうまくいかないと恋愛も進みにくいところがありますよね



それぞれに目的があり……
こう演出があると、大きく物語が動きそうな予感がしますね


本編がシリアス化してもなぜかラブコメ味が増すのがこの作品の良いところですね
(ラブコメ側が本編なのかもしれないですが)
しかしこう見ていると、神父くんはイムリがいない方がいずれメンタル不調で自滅しそうなんですよね
サタンはサタンで、神父くんを単に排除したいだけが目的ではなさそうな感じもして……?





魔王ではない、バーバヤーガという存在
なんやまだ暗躍している風なサタン
そして未だ姿の見えない残された魔王……
クライマックスへの下準備が整っていきますね


不覚にも、また戦おうとしてくるマモンにめっちゃ嫌そうな顔をする神父くんに笑ってしまいました
魔王たちはやられた直後は弱体化しますが、いずれまた回復、復活します
神父くんは強いですが、それなりに魔王との戦いは負担なのです
しかも守るべき人間たちは……





ついに、イムリが自らが悪魔であることを明かします
画像では誰に向けてかわからないですが、ここでは神父くんは眠ってしまっているのでレアとバーバラに向けてです
レアとバーバラも、こうして明かされる前からイムリが悪魔であることを確信しつつも、なんというか直視しないできたのですけどね……何が敵で、何が味方なのか、この作品だとその境界は曖昧です



ということで、いい感じにまとまって第5章終了……とはいかず

第6章 傲慢の魔王 ルシファー(11巻〜13巻)

第6章では、意図しない形で悪魔バレし、そして神父くんを守って意識を失っているイムリを助けるために神父くんが動きます
メインキャラ離脱はクライマックス感ありますね


助けるためにルシファーの力が必要ということで、ルシファーに会いにいきます
襲われるのではなく、会いに行くのは初めてですね
これまでの魔王たち(リヴァイアサンとアスモデウス)の助力もありますが、すっとは行けないのでベルゼブルとまた戦ったりミッションを挟みつつ傲慢のゲヘナへ



ほぼ天国では? みたいなゲヘナから、普通の好青年みたいなルシファーが登場します
平穏な空気から、唐突な情報圧
やっぱ普通ではないよなって感じを出してきます
この「予言」のようなものですが、実際もう第6章のあらすじのようなもので、覆されることもないのです
そういうわけで、既定路線的にルシファーと戦わざるを得ないわけですが、ここはさすが最強格
これまで戦力だけで見れば神父くんが魔王に劣ることはありませんでしたが、圧倒的です



間に色々挟みつつ、ルシファーの言った通りに進みます
言った通りではあるのですが、言った通りであるのを良いことに、なんだか情報がめちゃくちゃ挟まれているような気がします




何はともあれ、ひとまずまとまって第6章が終わります
本当に、ここで終わっていればめでたしめでたしな雰囲気なんですけどね
(雰囲気だけで、結局サタンの計画が丸々手付かずなので終わるわけもないのですが)


第7章 憤怒の魔王 サタン(14巻〜)
第7章はまだまだ継続中です
サタンだけではなく、魔女バーバヤーガも絡んで話も絶賛膨らみ中
傾向としてはサタンの章になるはずですが、それもまだわからないと言えばわからないですしね
特にこの章で終わりになるかは、さらにわからないです



アニメ化情報:アニメ化未定です!
刊行巻数、ジャンプ+での閲覧数的にはいつアニメ化してもおかしくないスペックがあります
CV付きの公式PVもあります
しかし、しかしジャンプラ内の他のマンガに先を越されている現状……
内容的(宗教とか性描写とか多数)に難しいよねーって声にも納得なのですが、他のアニメヒット作に並ぶ作品なので、いつかアニメ化してもらいたいものですね
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