著者:くわばら たもつ
出版:一迅社(百合姫コミックス)
既刊最新刊:4巻(次巻 2025年12月頃見込み)
目次(ページ内リンク)
聞き分けが良くて優等生な自分を壊して……アンバランスな共依存を感じさせる百合関係
不満を抱える優等生 吉沢来未(よしざわ くるみ)
主人公となる吉沢来未(よしざわ くるみ)は生徒会長です
正確には生徒会長になったところで、その挨拶から一話が始まります……が、早速不穏な空気に



タイトルを想起させる「めちゃくちゃになればいいのに」
まあこれは妄想というか、ふと過った感情のイメージ映像みたいなものなのでしょう
ちゃんとした挨拶が行われます
応援してくれる友達もいて、踏みとどまり?ましたが……
そこも含めて不穏要素の一部というか、どう続くのか怖いですね




不登校(気味)のクラスメイト 直井(なおい)



優等生ゆえ先生からお願いされることも多いようです
ただまあ、頼られること自体を喜べる人はいいのかもしれませんが、そうじゃない限りはひたすらに負担でしかありません
なんとなく、未来の不満の雰囲気が見えてきます


不満を漏らしているところに通り過ぎたのが、ちょうどその様子を見て欲しいとお願いされていた直井でした
あまり聞かれたくない内容の独り言でしたが……


まあね、がっつり聞かれていました
そらそうですよね
意外性があるのが、不登校気味らしいという情報からは大人しめなキャラを想像しますが、喋れるし頭も回りそうな印象なところ
厳密には違うでしょうが、どちらかと言えば不良系の不登校キャラに分類されるでしょうか
これまた不穏な出会いの演出で、メインキャラの登場が完了です

壊れていく日常
状況がある程度整ったところで、本格的に話が展開していきます
正直ここから1巻分終了までは、一般的な感覚としてあまり気持ちの良い展開ではないです
そういうのも好きな読者層もあることにはあると思いますが……
ただ、この辺が際どいバランス感で、振り落とされるほどではない負荷でありつつ、しっかり溜めとしての機能……いや、なんか溜めの一言だけでは済ませられない後に必要となる役割はしっかり果たしていて、まあ是非、百合らしい百合を期待している人にも、ここで降りないで是非読み進めていってもらいたいですね
とりあえず一旦、何事もないものの面倒そうなクラスの雰囲気



優等生特有の悪いことをやってしまいたくなる衝動
創作だから良いですけどうっかりやらないようにしましょう



なお本当にやってはいません

しかしそれだでけで終わるわけもなく……
これをきっかけに直井との良くない関係は加速していきます
それ意外にも面倒そうなことが多くて、本当に未来は大変そうです




直井は直井で、何やらありそうな雰囲気が

純粋な百合成分の心ちゃん
で終わるわけもなく




直井と未来の至る、壊していく道
現時点、最終的にどう転ぶのかはわかりませんが、共依存的な関係に落ちていく二人
じめっとした関係ではありますが、その中に甘いものも感じられるようになり……
タイトル時点で不安もありますが、なんとか幸せになって欲しいものです


3巻の頃の様子をチラ見せ

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