著者:原作:クワハリ、作画:出内テツオ
出版:集英社(ジャンプコミックス)
既刊最新刊:4巻(次巻 2025年1月頃見込み)
目次(ページ内リンク)
キャラ
バンドメンバー
・主人公:鳩野 ちひろ(ギター&)
・幸山 厘(ベース)
・内田 桃(ドラム)
・藤井 彩目(ギター)
他の軽音部メンバー
プロトコル
・鷹見 項希
・水尾 春一
先輩
・新田 たまき
刊行情報
タイトルに違いのない「ふつうの軽音部」だけどしかし自分が熱くなれれば普通だってなんだって面白い
ふつうとは?
ふつうの軽音部というタイトルを見て、どう思うでしょう?
またまたー結局マンガっぽく結局普通じゃないんだろ……と、こんなところですかね
もちろん、なんと言ってもエンタメのマンガなので、本当に現実にこんな人たちがいるかと言ったらそうではないのですが
中の人間関係で揉め、些細なことで悩んで、真面目にやってみたりやらなかったり
そういう意味で、物語の内訳がとても「普通」なんですよね
それがつまらないかと言ったらそんなわけもなく
少女マンガではある意味普通の恋愛を扱いますが、それでつまらないということはなく、結局は描き方次第ということですね
「次にくるマンガ大賞 2024 WEBマンガ部門」1位受賞は間違いではないと思います!
キャラ
あえてこの作品を何かに分類するとしたら、群像劇的であるなぁと思います
青春群像劇バンドもの……
何かわかりやすい目的やゴールが示されるわけではなく、キャラクター同士の関わり合いで、物語や流れができていきます
バンドメンバー
主人公:鳩野 ちひろ(ギター&)
舞台は大阪
はとちゃんこと鳩野はギターを買いに来ています
なぜなら軽音部に入部したいと思っているから!
コミュ障気味ですが、いわゆるぼざろのぼっちちゃんほどではない
その辺もある意味ふつう、ですね
友達枠の矢賀ちゃん
軽音部ではないですが、色々な交流相手がいるのは世界観がこじんまりしなくて良いですね
とりあえず軽音部には入ります
幸山 厘(ベース)
ふつうの軽音部……概ね、その通りふつうから逸脱することは少ないのですが、なんというか、そう
この厘ちゃんだけは例外、完全にクレイジーです
まあそこが可愛いんですがね
この子あってのこのマンガって気がします
とりあえず登場時点では、はとちゃんとバンドを組んでくれる普通っぽい子として出てきます
まだ2人では全然足りないので、他のメンバーを探す必要があります
早速、ヤバみの片鱗が
釣れた二人の男子ととりあえずバンドを組みますが、はとちゃんもしっくり来てないし読者的にも違和感が
と、その違和感のままに、これからバンドメンバーは変遷していきます
それは全て、厘ちゃんの手のひらの上のこと……
組んだバンドは学内イベントの出演オーディションに落ち、活動は上手いこと進みません
視聴覚室でふと、はとちゃんはセットしてあるステージで歌いだす
そこに現れる厘ちゃん
これだけなら、単に、恥ずかしいイベントに遭遇しただけですが……
またしても意味深なカット
厘ちゃんを狙っていた男子メンバー(ヨンス)を蹴散らし、結局メンバーは二人だけに
しかしこれも計画通り
厘ちゃんは、はとちゃんをボーカルとしたバンド結成を目論んでいたのでした
この時点ではなんで!?ですけどね
いや、ある程度経過しても、厘ちゃんの行動原理にはなんで!?が常に付きまとうのですが
機熟……!
内田 桃(ドラム)
クラスメイトであり、純粋に可愛いタイプの子です
接した感じも好印象でしたが……
元々バンドを一緒に組もうという約束がすでにあるので、一緒にバンドを組むことはできませんでした
まあ、ひとまずは
しかし厘ちゃん曰く「火種」が燻っていて……
それは早々に発火します
この辺がなんというか「ふつうの軽音部」ですよね
元々スリーピースバンド
一人欠ければそのままバンドを継続することは不可能です
そもそも、仲良し三人でやっていたバンドが崩壊した時点で、桃ちゃんにとってのダメージは大きく……
恋愛というのがいまいちわからない桃ちゃん
回想を挟みつつ、ただのいわゆる「陽キャ」じゃない側面が見えてきます
はとちゃんと、いつかバンドを、と言いつつ……
そう、これこそが機熟ですね!
ごりごりに暗躍する厘ちゃん
いい子っぽい子が、そうではない部分を出す瞬間っていうのはいいですよね
いや、いいシーンってわけではないのでしょうが、本来の自分を曝け出してるっていう意味で
ついにはとちゃんがツッコむレベルの厘ちゃん
しかしはとちゃんの歌に心が動かされ……
一緒にバンドを組むことを決意しました
友達の大道さんはいい子ですねぇ
藤井 彩目(ギター)
4人めのメンバーは、略奪愛のあの子です
なかなかすごい構成ですよね……
しかし不思議と嫌な印象はない
なんでしょうね、厘ちゃんがヤバすぎるからですかね
現在、彩目ちゃんはプロトコルという、彼氏のいるバンドに所属しています
当然、はとちゃんのバンドに参加するわけがありません
ということで当然、厘ちゃんが暗躍することになります
彼氏のことも好きなんでしょうが、かなり桃ちゃんを意識しているのも良きですね
それにしてもバンドメンバーを揃えるだけで結構な話数を使う当たり、ある意味今時っぽくないなぁと思います
ちょっと溜めが長いと言いますか
だからこそそうしてまとまっていく感動もひとしお……というところでもありますが、何よりキャラに魅力があるからそれでも引っ張っていけるというところもあるのでしょう
彩目ちゃん、やっちゃいます
回想もありつつ……
この子もまた
ここまで来れば後一押し
はとちゃんのこういう、真っ直ぐなところがいいんですよね
ダークサイドを持つ人にぶっ刺さりまくる
ツンデレ枠担当の彩目ちゃん
こうしてバンドメンバーが4人揃いました
なんだか普通に可愛いカットのはとちゃん
そして大道さんの笑顔もいいですね
他の軽音部メンバー
プロトコル
鷹見 項希
部内の関係を引っ掻きまわすイケメン
実ははとちゃんのギター購入時に遭遇するという、真っ先に登場するキャラ
少女マンガなら恋愛相手なんでしょうが……そうではなく
なんでしょう、こいつも憎めないんですよねー
水尾 春一
はとちゃんと同中&バイト先も一緒というキャラ
まだ特段恋愛っぽくはないですが……
無口だけどいいやつ
この二人の関係も結構好きですねぇ
先輩
新田 たまき
ずっといい先輩のたまき先輩
ゲラで百合で可愛い
ちょこっとはとちゃんたちのバンドに応援で加わってくれます
少し先ですが、文化祭大トリでの演奏シーンがめちゃくちゃいいんですよねー
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