著者:小野中彰大
出版:竹書房(バンブーコミックス)
既刊最新刊:11巻(次巻未定)
目次(ページ内リンク)
悪の組織の女幹部になってしまったうてな
魔法少女との戦闘(?) そして才能の目覚め
魔法少女(トレスマジア)
・花菱 はるか(はなびし はるか)/マジアマゼンタ
・水神 小夜(みなかみ さよ)/マジアアズール
・天川 薫子(てんかわ かおるこ)/マジアサルファ
悪の組織エノルミータ
・阿良河 キウィ(あらが キウィ)
・うてなを除いたキャラの絡みも良い
刊行情報
魔法少女メタ系 魔法少女好き×天性のドSが生み出す百合?コメディ
魔法少女メタ系
魔法少女ものは日曜朝?に女児と大きなお友達向けに放送されるアニメが基本形となっていると思いますが、魔法少女まどかマギカ、まあいわゆるまどマギからそうした魔法少女ものをメタったものが流行りました
可愛らしいマスコットに魔法少女にさせられて、こっそり活躍しながら恋に友情に……ってそんな甘いわけなかろう!みたいなのが、メタ構造の基本かと思います
メタな上に二番煎じ三番煎じなので、イタタな感じになりがちだし本作でも出だしこそそんな感じではありますが、コンセプトがしっかりしてるので直に馴染んできます
それにしても魔法少女ものはジャンルわけが難しいですね
魔法少女もので括ってもいいんですけど、ラブコメ、百合、コメディ、バトル、サスペンスあたりが作風によってブレンドされているので、読んでみないとどんな内容か分からなかったり
本作はコメディ要素、百合要素が比較的強めでしょうか
悪の組織の女幹部になってしまったうてな
柊 うてな(ひいらぎ うてな)は魔法少女に憧れる女の子
そんなうてなの元に、魔法少女ものっぽいマスコットが現れます
そして唐突に変身っぽいカット
大した説明もなしに契約を迫る、メタものらしいマスコットですね
出来上がったのは、魔法少女っぽくない衣装
ということで、なぜか悪の組織の女幹部の出来上がりです
コメディ調なので構わないですが、ぽっと出の少女に幹部職を与える悪の組織というのも組織体制が不安になりますね
魔法少女との戦闘(?) そして才能の目覚め
わけもわからないまま女幹部にさせられてしまったうてな
そこに魔法少女がやってきます
事情はどうあれそれを説明しにくい状況で、勝手にさせられてしまった変身の映像で脅され
仕方なく従いつつも、このままではやられしまうピンチです
しかしそこは女幹部
何やら便利で強力な武器があり、魔法少女を拘束
魔法少女は憧れの存在なのでこんなことは不本意なはずですが……
何かに目覚めてしまったうてな
天性のSであったのでした
……魔法少女として適切ではないかもしれませんが女幹部としてもどうなんでしょう、いいスカウトだったのかどうか謎ですが
こうしてなんだかんだまんざらでもないうてなと、魔法少女の戦いの日々が始まります
魔法少女(トレスマジア)
初登場時はあくまでうてな主体の没個性魔法少女かと思ってましたが(謎京都弁は最初からキャラ強めですが)、受け側としてそれぞれキャラが立っています
花菱 はるか(はなびし はるか)/マジアマゼンタ
定番ですが求められるあるべき王道、魔法少女達とうてなは同じクラスです
お互い認識を阻害できるようになっているようで、正体には気がつけません
特に花菱はるかは、従来なら主人公ポジション、レッドなカラーの中心的キャラです
通常なら、彼女を中心にして、うてなとだんだん打ち解けていくのでしょうが、本作だとどうなるかと言えば……
これはとある日の一対一での戦闘
すっかり目覚めてしまっているうてな(女幹部時はマジアベーゼ)は、マジアマゼンタの服を剥いでいきます(中学生の発想ではない)
対するマジアマゼンタの対策はこうです
大事なところは隠れているから恥かしくないもん、ですね
でもよくよく考えると(考えなくても)恥ずかしい
そんなアホの子スタイルで対抗してきます
しかしそれなりにうてなには効果があるのが面白いところです
水神 小夜(みなかみ さよ)/マジアアズール
神社の家の子
ブルーカラーのしっかりもの系ポジションですね
しかしうてなとの戦いでは……
目隠しプレイをされてしまいます
しかもその時のことが忘れられなくなってしまうなど、チョロさも含め?青色っぽさがありますね
SとMの関係で言うならある意味うてなとの相性が一番いいキャラですね
天川 薫子(てんかわ かおるこ)/マジアサルファ
微妙に笑いを誘う京都弁の使い手
そして戦闘では攻撃的で、時にはニポポテクンペみたいな手甲で肉弾戦をしようとするなど魔法少女っぽくな一面が多いです
そんなサルファとは攻守逆転する場面が見られます
これはこれで……
アズールのようなう一方的な受けだけでなく、これもまた相性の良い形でしょうか
ちょっと真面目に戦闘っぽいことしちゃったり
悪の組織エノルミータ
うてなもといマジアベーゼは悪の組織の女幹部ですので、こっちの組織のメンバーとの絡みも豊富です
阿良河 キウィ(あらが キウィ)
自分が一番可愛いと思っているので、チヤホヤされている魔法少女を倒したい(痛めの)子です
サルファ戦で逃げ帰ってきた形になったうてなを懲らしめる?ような形で登場しました
うてなは平常運転ですね
その戦いの中で溢れる本音
キウィのモチベーションは可愛がられること
なのでうてなに可愛がってもらえればそれでOK?
うてなのハーレム化が止まりません
うてなを除いたキャラの絡みも良い
この二人のやり取りとかいいですよね
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