著者:あおの なち
出版:一迅社(百合姫コミックス)
既刊最新刊:8巻(次巻未定)
目次(ページ内リンク)
本編の流れ
・シーナとミミの出会い・ミミの秘密・ちょっと距離のある期間(1〜2巻)
・深まるシーナとミミの仲・アリとセイラン(2〜3巻)
・シーナとミミのケンカ・戦争との向き合い方(4〜5巻)
・シーナとミミの好き(6~7巻)
刊行情報
戦いの中にある日常 耽美な雰囲気も漂う少女達の心の交流
セカイ系という言葉はご存知でしょうか
主人公やヒロインが、社会などを通じないで直接的に世界の命運と直結しているような設定の作品に当てはめられるジャンルですね
一応本作は、「魔法」が存在し、国家間の戦争に、魔法使いを養成する学校が派兵する形で関与しています
セカイ系とは違いますね、設定だけ見れば魔法学園ものっぽいでしょうか
しかし印象がなんとなくセカイ系っぽいというか、重要人物の「ミミ」が圧倒的戦闘性能を誇るので、彼女の在り方、関わり方が話の本筋になっているからでしょうか
祝アニメ化!
2026.7月からアニメ化することが決定しました
しかもPVを見るに、なかなかクオリティが高そうです
7巻までいけるとキリが良さそうですが、そこまではちょっと難しいですかねぇ
本編の流れ
シーナとミミの出会い・ミミの秘密・ちょっと距離のある期間(1〜2巻)

二人の出会いは、ミミが血まみれで現れるところから
ルームメイトになって共同生活が始まるものの、どこか世間ズレしたミミにシーナは振り回されがちに……
戦争に参加する役割から、修復魔法がよく使われます
この修復魔法が口付けで行われるという百合向け設定なわけですが、ただやってみたいだけっぽいミミがシーナに修復魔法を使っちゃいます(ケガを修復するだけで腹痛みたいなものの痛みは取れないので意味はない)



当初、シーナはミミを苦手に思っていました
と言っても、やたらに強すぎる上に感覚や常識が理解ない相手に対して、当然抱く程度の苦手意識ですね(治療目的とは言え、唐突にキスもされてますしね)

しかし、二人とも素直ないい子達なのです
少しずつお互いのことを知り合えば、よくない印象も思い込みであったり思い違いであったことにも気が付きます
だんだんとシーナとミミは打ち解けていきますが、ミミには大きな秘密があるのでした……

深まるシーナとミミの仲・アリとセイラン(2〜3巻)
というわけで、ミミはもう死んでいるのでした
あまり厳密ではないですけどね
ミミの理解も甘いのでしょう

ミミは蘇生魔法により蘇り、その結果不老不死になってしまった女の子なのでした
もともと魔法の力が強いこともあり、戦争で重宝されているミミ
死ぬことはないのですが、それでもシーナはミミのことを心配に思います


一方、ミミはシーナだけでなく、シーナの周囲の人たちともだんだん知り合っていきます
特に距離が近くなったのがアリとセイランです(この二人は同室同士で、まあ言ってしまえばサブカップルですね)
シーナの年代はまだ戦争に召集されている生徒は少ないのですが、戦闘実力試験を経て、セイランが戦争に参加することに


戦争の目的や状況はあまり掘り下げられていません
(一応、後にざっくりとした戦争の原因が語られますが)
読者にとって戦闘の状況は不透明ですが、それは戦っている生徒たちも同じなのかもしれませんね

重要なシーンなので、ネタバレ回避でここでの明言を避けたいと思います(一度記事を書き直しました)
まあなんとなくどうなるかは前後の雰囲気でお察しかとは思いますが……以降ネタバレありますので読み進める場合はご注意を
ミミからすれば、何やら毎回駆り出されて、ケガしてもしなくても帰ってくる作業のような戦争
その感覚を塗り替える出来事が起きるのでした
シーナとミミのケンカ・戦争との向き合い方(4〜5巻)

作中通して、シリアスだけだややライトな雰囲気ですが、ここはちょっぴり本格的に重い雰囲気になります


この出来事は特に、ミミに大きな変化をもたらしました
表面的にはいつも通りのようには見えるものの……ミミは、死を大事なものを失うことだと強く意識し、もっと自分が活躍すれば良いという結論に至ります
それはシーナにとっては簡単には受け入れ難い結論で……という感じですね


元々、ミミは死なないこと、そして生まれ持った高い魔力が戦力たらしめていただけで、要するに特性と才能だけで戦ってきたタイプでした
思えばよく素直に普通に戦闘に参加していたなぁ、とか思うくらいですね
しかしその姿勢が変わり、死なないのをいいことに、ボロボロに(というかバラバラに)なるまで戦うようになります


ミミからすれば、自分が頑張れば頑張るだけ他の人が死なずに済むし、どれだけ果敢に戦っても自分は死ぬことはない
シーナは、だからと言って自分を無碍にしてボロボロになって欲しくない
この食い違いは避けては通れない道ですね
ロジックだけで言うなら、一見考えなしのようなミミの方が正しくすらあります



ここで、折り合いはつけますが、それなりに自分が思うところは通したままです
無理に納得するのではなく、ご都合ではなく、それぞれの気持ちに真摯な感じがして良いですね
少なくとも戦争が終わるまでは「これ」っていう答えが見つかるタイプの問題ではないですし、それがこの作品のテーマのようなものにもなっていくのでしょう
シーナとミミの好き(6~7巻)

セイランを失った後のアリですが、いろいろな人との関わりの中で立ち直っていきます
ところでエスタ先輩はとても可愛いです


ハルフレズ、通称ハルくん(女の子です)
ミミが仲良くできるシーナ以外の子も増えてきました


はい、嫉妬してるシーナがかわいすぎますね
嫉妬は百合の基本です
ケンカを経て、より対等な関係になり、一層仲が深まった結果でしょうか
すでに本編で6巻
この段階でようやく嫉妬……他の作品よりスローペースなのは、魔法と戦争という他の要素があった上でゆっくり2人の関係を積み上げてきたからです



シーナは戦う方はまだまだですが、治癒の力と学力とで、戦争帰りの生徒の治療を手伝うようになります
(それはまた、ミミを助けることにもつながるでしょうし)
本作は付き合って終わりの物語ではないですが……
2人の関係の進展は、大きな節目になりますね
ここから先はきっと、仲を深めつつ物語がどんと進展していくのでしょう
「きみが死ぬまで恋をしたい」の意味はどこでどのように機能してくるのか
これからどうなっていくのか楽しみでありつつちょっと怖いですね
刊行情報
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