著者:あおの なち
出版:一迅社(百合姫コミックス)
既刊最新刊:7巻(次巻 2025年3月18日発売!)
目次(ページ内リンク)
・シーナとミミの出会い・ミミの秘密・ちょっと距離のある期間(1〜2巻)
・深まるシーナとミミの仲・アリとセイラン(2〜3巻)
・シーナとミミのケンカ・戦争との向き合い方(4〜5巻)
・シーナとミミの好き(6~7巻)
刊行情報
戦いの中にある日常 耽美な雰囲気も漂う少女達の心の交流
本編の流れ
シーナとミミの出会い・ミミの秘密・ちょっと距離のある期間(1〜2巻)

二人の出会いは、ミミが血まみれで現れるところから
ルームメイトになって共同生活が始まるものの、どこか世間ズレしたミミにシーナは振り回されがちに……
戦争に参加する役割から、修復魔法がよく使われます
この修復魔法が口付けで行われるという百合向け設定なわけですが、ただやってみたいだけっぽいミミがシーナに修復魔法を使っちゃいます(ケガを修復するだけで腹痛みたいなものの痛みは取れないので意味はない)




当初、シーナはミミを苦手に思っていました
と言っても、やたらに強すぎる上に感覚や常識が理解ない相手に対して、当然抱く程度の苦手意識ですね




だんだんとシーナとミミは打ち解けていきますが、ミミには大きな秘密があるのでした……
(隠せって言われているだけで、ミミは大した秘密に思っていないのですが)


深まるシーナとミミの仲・アリとセイラン(2〜3巻)



ということで、ミミは蘇生魔法により蘇り、その結果不老不死になってしまった女の子なのでした
もともと魔法の力が強いこともあり、戦争で重宝されているミミ
死ぬことはないのですが、それでもシーナはミミのことを心配に思います






一方、ミミはシーナだけでなく、シーナの周囲の人たちともだんだん知り合っていきます
特に距離が近くなったのがアリとセイランです(この二人は同室で、付き合っているような距離感です)
シーナの年代はまだ戦争に召集されている生徒は少ないのですが、戦闘実力試験を経て、セイランが戦争に参加することに




……帰らなきゃ、が泣かせます
ミミの目の前でセイランは消えてしまいます
(学校から招集された生徒は、情報を残さないように死ぬと消滅する魔法が施されています)



シーナとミミのケンカ・戦争との向き合い方(4〜5巻)

残されたアリ、そしてずっと戦争に参加していたけれど初めて近しい人の死を体験したミミ、それを間近で見守るシーナには、いろいろと精神的な変化がありました




この出来事は特に、ミミに大きな変化をもたらしました
表面的にはいつも通りのようには見えるものの……ミミは、死を大事なものを失うことだと強く意識し、もっと自分が活躍すれば良いという結論に至ります
それはシーナにとっては簡単には受け入れ難い結論で……という感じですね




この食い違いの解消はいずれ避けては通れない道ですね
ミミは死なない
死なないのなら、ちょっとやり過ぎなくらい戦った方が大切なものを守ることができて良いに決まっているというロジックは正当ですらあります




ここで、変にお互いが無理に納得するのではなく、折り合いをつける選択をするのはご都合ではない気持ちに真摯な感じ何して良いですねぇ





シーナとミミの好き(6~7巻)

セイランを失ったアリの姿にも胸が打たれますが……
話はその後のケンカを乗り越えたシーナとミミの関係の進展へと続きます



ハルフレズ、通称ハルくん(女の子です)
ミミが仲良くできるシーナ以外の子も増えてきましたが……



はい、嫉妬してるシーナがかわいすぎますね
ケンカを経て、より対等な関係になり、一層仲が深まった結果でしょうか


見守るアリもいい立ち位置ですね




ミミは知ってか知らずか
いや、知らないというか無頓着というか、それがいいところでもあるのですが
それでもシーナにまっすぐ気持ちを伝えます


ハルくんからのアシスト
シーナはミミとの関係を真剣に考え始めます




純粋なミミに何故か押されているシーナもいいですね
(一時的にですが)普通の百合ものっぽい雰囲気です
この状況も良いですが、しかしこのままではミミ側からが何もなさ過ぎです




シーナは戦う方はまだまだ成長が必要ですが、治癒の力と学力とで、戦争帰りの生徒の治療を手伝うようになります
(それはまた、ミミを助けることにもつながるでしょうし)
しかしそうするとミミ以外と接することも増え、ミミを放置することになる時間も増えます
今度はミミの嫉妬のターンです



付き合って終わりの物語ではないですが……
しかし大きな節目になりますね
起伏のあったシーナとミミの関係も、ここを目指してやってきたのだなぁ……と感慨深く思います
ここから先はきっと、仲を深めつつ物語がどんと進展していくのでしょう
これからどうなっていくのか楽しみでありつつちょっと怖いですね
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