おすすめ作品ピックアップ紹介「忘却バッテリー」

スポーツ
アイキャッチ出典:出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社
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記憶喪失になったバッテリーの、ゼロからスタートする高校野球!


消えた怪物バッテリー


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


ピッチャー清峰葉流火(きよみねはるか)とキャッチャー要圭(かなめけい)は中学時代、同世代で恐れられたバッテリー
葉流火は180cmを超える恵まれた体格から放つ140kmの剛球を武器に、そして圭が的確にリードする智将として名だたるバッターを押さえてきました
しかも二人ともバッターとしても優秀
当然、高校になればどこかしらの強豪へ入り甲子園へ……そう期待されていましたが、どこの強豪にも姿はなく忽然と野球界から姿を消してしまいます


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


時はやや流れ、最強バッテリー時代にコテンパンにされ、野球をやめた山田太郎は野球のない都立高校へ入学します
しかしそこで出会ったのはなんとそのバッテリーの二人
そしてさらに驚くべきことに、二人が野球を辞めた(というか野球って何?みたいになった)理由は、キャッチャーの圭が記憶喪失になってしまったからなのでした


とまあ、これだけだとどこかで見たような設定ですし、実際にどこまでいってもすごい際立った設定が出てくるわけではありません
ただ魅力はそこじゃない
しっかり基本を押さえた設定をベースに、色々と楽しませてくれます


単行本表紙について



忘却バッテリー_2

さて、肝心の記憶喪失になったのは要圭、キャッチャーの方です
で、この圭が表紙を飾るのは2巻であって、1巻は記憶など普通に無くしていない葉流火が表紙となっています



忘却バッテリー_1

まあ些細なことなんですが、忘却バッテリーというタイトルで1巻の表紙がこれだと、このスカしたやつが記憶喪失でなんか無双するんだろうなーって印象を受けてしまうような気がするんですよね
しかし実際は、このチャラそうなやつの方が記憶喪失で、1巻のスカした方が健気に今までのバッテリーで野球をやりたがっている……という構図
ちょっと損してる気がしてしまっています
まあどちらかと言えば葉流火の方が主人公っぽいので、仕方ない部分はあるんですけどね
でもほぼダブル主人公というか、まあでも圭が二番手だから輝くみたいなところもあるしやはり仕方ないんですけど


アホになってしまった智将


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


本作のある意味で肝になっている設定かもしれません
圭はベースがアホで、野球によって自分が律されまともになっていた……という設定です
ひどいですね笑


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


もはやこんなことに……
でも記憶喪失の悲壮感はなく面白方向に舵を切っているのがいいですよね
(山田も言ってますがギャグそのものはしんどいですが……それを受け止める葉流火もいいですね)


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


さて、ここからどう野球に繋いでいくかと言えば、学校には全然揃ってませんが野球部ができていました
そもそも圭と野球をしたい葉流火と、葉流火に誘われた程度で野球を再開してしまう山田は即入部することに
しかしそこにはすでにクソみたいな先輩(笑)がいて、何やら葉流火が投げることになります
でも本気で投げることができなければ葉流火の球威も意味はありません


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


そんな葉流火をバカにされて……
そういう雰囲気が嫌で、圭に火がつきます
そして一瞬で消えます
とそんな茶番を挟みつつ、圭がキャッチャーに
そうしてようやく少し葉流火が本気を見せることができるように


忘却バッテリー
出典:みかわ絵子『忘却バッテリー_1巻』@集英社


からの「俺の球で思い出させてやるよ 野球の楽しさ」
痺れますね
コメディと熱さのバランスがよくできてます
ここまで1話というよくできたスタート
先に期待が持てる導入です


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