著者:樫風
出版:一迅社(百合姫コミックス)
既刊最新刊:1巻(次巻未定)
目次(ページ内リンク)
コンプレックスのあるハスキーボイス、それでも歌いたい歌わせたい!
作曲と歌い手のユニット音楽もの
2人のユニットで楽曲制作を目指す音楽ものです
百合姫なので百合ものなんだと思いますが、序盤ではひとまず、きらら系くらいの友情+ちょっとくらいな感覚でしょうか

大神晴(はる)
主人公は大神晴(はる)
主人公らしく? 引っ込み思案な女の子です
それほど根が根暗というわけではないですが、見た目とギャップのあるハスキーボイスをからかわれた過去から、人前で声を出すことに抵抗感を持っています

そんな晴にも、密やかな楽しみが
歌っている時は、自分を出すことができる
ということでクローゼットの中で歌を歌い、収録、配信をしています
全体的にado味があるというか、もしかしたらadoから着想を得ているのかもしれないですね
クローゼットとか押入れの中というのは、ぼざろのぼっちちゃんもそうですけどちょっとした流行りみたいになってますね

鳴宮優雨(ゆう)(ユーリ)
そんな晴が出会ったのが鳴宮優雨です

ちょっとしたきっかけで、優雨は晴が収録した歌声を耳にします

自身の作曲した楽曲に合う歌い手を探していた優雨は、晴の声を聞いてこれだと興味を惹かれて行きます
イケメンっぽい立ち振る舞いですが、アホ毛が生えてるのが面白い
音楽ものとして王道の展開!
お互いがお互いを必要とする出会い


晴は自身の歌を収録して投稿していましたが、特に最近はユーリというボカロPの曲が好きで立て続けに投稿していました
そのユーリが優雨……というのは王道も王道ですが、変に捻らず王道展開にすることで続く展開は地に足のついたしっかりしたものになっています

それぞれの悩み、迷い



晴は自分の声、優雨は妹との関係などに悩み、迷いがあります
それに対してお互いが、理解し合い助け合う関係も王道も王道!
関係が深まっていく期待が持てますね
楽曲制作の挑戦が続く



音楽、そして晴の歌唱の演出がいい感じです
最低限の実力がありつつも知名度はまだまだ
そしてプロを目指していくのは、友情、百合ものとしてではなく普通に音楽ものとして楽しみなところです
展開の原動力となる優雨が、猪突猛進なのではなく純粋にチャレンジングなのが良いですね!



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