著者：阿賀沢紅茶
出版：集英社（ジャンプコミックス）
既刊最新刊：7巻（次巻 2024年12月頃見込み）
目次(ページ内リンク)
正反対だから惹かれ合う？ 複数カップルの成り行きが描かれるラブコメ
作中内カップル
作中では今のところ（そして多分これ以上増えない）３カップルが描かれています
それぞれはカップルとしては独立していて、友人関係などで関わり合っています
普通に学校でのラブコメで複数カップル成立している感じでしょうか！
でも、それぞれ進み方、そしてなんというか味わいみたいなものが全然違います！
多分、メインカップル以外が好きになる人も多いんじゃないですかね
鈴木と谷
鈴木さんはギャルめな女の子
ギャルめというか、ギャルですかね
メガネのクール男子、谷くんに恋をしています
ウザ絡みをしてしまいますが、それはなんとか接点を生み出すため……
実際どうでしょうね
男からすれば、どんな形でも女子から接触があれば嬉しい気もしますし、他に好きな子がすでにいたら普通にうざめに感じるかもしれませんが
ある日、玄関で遭遇して、一緒に帰ろうとすることに！
からの急展開！
ネタバレ具合がすごいですが、まあこれが導入なので……
基本的にこの「正反対な君と僕」では、この鈴木と谷の関係の進展を追っていきます
ただまあ、付き合ってしまったカップルのその後を追うのはラブコメとしては需要は少なく……？
他のカップルの進展を追いながらだからこそ、この鈴木・谷カップルの変化を楽しめるような構成になっているような気がします
山田と西
ラブコメによくいる、おバカな男子
それが山田です
考えなしなところがあってそれは良くも悪くもですが、こういうキャラの魅力ですね
そしてそんな彼とエピソードを紡ぐのは、おとなしめの女の子の西ちゃんです
西ちゃんは笑いのツボが浅くて、結構なんでも笑っちゃう女の子
いや、それで見た目も可愛かったら、普通にモテちゃいますよね
まあでもその瞬間に気づける男の子ってのは、案外少ないのかもしれません
以外にも？山田はそんな西ちゃんに気がついて、惹かれていました
そんな彼の放った「好きになりに行ってるんかも」は名言な気がします
自然に好きになっていると、そんな表現をすることもありますが、ちょっと好き→から積極的に好きになりに行くという概念を明確にしたというか
はい、堅苦しいですね
でも、そんな表現をして不自然にならないのは彼のキャラクターの魅力なんだと思います
そうして、鈴木・谷カップルの裏で、二人の進展も描かれて行きます
東と平
あずまとたいら
フルネームもわからない一文字ペア
一番進展が遅く、しかしそれゆえ結果的に一番細やかに心理が描かれている気がします
進展の遅い原因の一つ……というか圧倒的要因が、平のネガティブメンタル
平は元々中学時代に陰キャなポジションでしたが、高校進学を機にイメチェンを
高校デビューってほどではないですが心機一転を図ります
しかし見た目はうまく行っても、中身はなかなか変わらないもの
彼女も一瞬できますがすぐに振られて、さらにネガティブを加速させる原因になりました
対する東は、軽い感じの女の子
東の中学時代を知ってるって言うのがいいですね
かといって、デビューをいじるでもなく（たまにいじりますが）、対等というかそういうのを気にしない性格なのでしょう
自然な関係で、序盤からほどほどの距離感に存在しています
時間をかけて、二人のそんな関係が描写されていきます
その空気感がすごい好きなんですが……この時点ですごいもう仲良い感が出てますが、どっちも恋愛を感じていないのがまたなんというか……！
お互いがお互いに欠けているものを持っていて……
そして段々と自覚し始める気持ち
時間をかけている分、それぞれの変化が感慨深いですー
番外編 本ちゃんとニッシ
山田とカップルの西ちゃんと、本ちゃんこと本田梨花子ちゃんです
ストレートに言う性格が、これはこれで西ちゃんと反対でいいですね
友達同士の二人です
基本的には、山田と西の関係を応援するポジションですが……
二人の出会いのエピソードが短いですが描かれます
そして、それがニッシを応援する理由にもなっています
ニッシと同じクラスになって嬉しそうにする本ちゃんの図
尊い
それぞれのカップルの最新の状況
三者三様
鈴木・谷は付き合いスタートなので、着実にイベント重ねつつ……進学に絡むあれこれがチラ見えしてきて、面白くなってきている感じですね
山田・西は何やら王道な感じのラブコメをやってます
東・平が、こう、上手くいきそうでいかない、絶妙な甘酸っぱもどかしさが……！
ジャン＋で追ってしまうくらいそれぞれ気になる状況です
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