著者:小出もと貴
出版:講談社(コミックDAYSコミックス)
生物学的目線で見るモテ非モテ …がおまけに感じるくらいのはちゃめちゃヒロインの先生生徒ラブコメ
あらすじ
本作は、一言で言ってしまえば教師と生徒によるラブコメなのですが、そうした「一言」から得られる印象とはだいぶかけ離れているというか、「阿加埜」という存在が唯一無二すぎて、ジャンルとして括るのが難しいマンガです
いわゆるラブコメによくある変わる変わる攻略キャラが出てくるようなこともなく、⚪︎⚪︎編みたいなものはないわけですが、阿加埜との関係の変遷がある意味物語としての区切りになるのでしょうか
とりあえず、そんな感じであらすじは構成しています
1巻〜3巻 導入・久慈先生が阿加埜の正体に気がつくまで
ネタバレを気にするようなマンガではないというか、ある意味ネタバレを喰らっても面白いポイントはそこではないので大丈夫という感じですが、読み進めるとある程度ネタバレしてしまうので気をつけて読んでいただければと思います
ひとまずこのマンガの主人公は久慈弥九朗(くじ やくろう)、先生です
まずこの久慈先生(中性的)が、彼女に(いかにも男らしい男と)浮気をされるところから話は始まります

このマンガが全般そうなのですが、状況をよくよく考えるとヘビーになりそうなところをギャグで突き通して軽く流します
おかげで扱ってる内容の割に終始軽い感じで読めるのがこのマンガの魅力ですね
その中核を為すのがヒロインの「阿加埜九音(あかの くいん)」
久慈先生は1年の担当ですが、この阿加埜は3年生です



阿加埜はなぜか久慈先生のことをよく知っていて、やたらと強く生物部の顧問になることを迫ってきます
なぜ? というところですが、

とにかくこうして現れたということで締め括られ、徐々に大雑把な背景が明かされて、それに久慈先生が気がつくという一つの節目となりました
ここまでで3巻途中まで
3、4巻 阿加埜の家族
昔、もっと阿加埜が小さい(小学生くらい?)頃に出会っていたのが明らかになり、その時のことが阿加埜からの好意の始まりであることがわかりました
まああまり細かな経緯の説明はありませんが……
そして話は、阿加埜の家庭の話に進みます



結構、重めな話です
しかし決して深刻にならないのが、このマンガのすごいところです
普通重くなるような話を、遥かに上書きするギャグと勢いで軽く読ませるセンスはずば抜けてます


紆余曲折あって? 阿加埜は久慈先生への想いを明らかにします
ラブコメにも色々ありますが、恋愛感情を誤魔化さずに伝えた上でそこからの関係を掘り下げられる作品は絶対面白いです
4、5巻 全力アプローチ
阿加埜からすれば、もはや好意を隠す必要はないので(そもそも隠してなかったけど)、ガンガン攻められるようになります
ある意味、ラブコメの本領発揮、そして阿加埜の本領発揮でもあります

ギリギリ合理的なようなロジカルなおかげで暴言に聞こえないようなな罵倒が阿加埜の代名詞ですね
なんというか生き生きとしていて何よりです



学年違いですが、修学旅行の引率という形で阿加埜と久慈先生は京都へ行くことに
それがあんなことになるとは……

5巻〜 京都修学旅行編 阿加埜の家族の真相


先行して若干仄めかされていましたが、阿加埜の両親の経緯にはまだ謎が残されています
とりあえず確定していたのは、父親として育てていた人物とは別に、本当の父親がいるということ
その真相がここで徐々に明らかになっていきます
ここは詳細なネタバレはせずにいきたいと思いますが、流石に深刻になりそうなエピソードですよね
もちろん多少はそうなりますが、このマンガのすごいところは、コメディの範疇に収めてくるところです
そういうことで、ある意味安心?して読むことができますね


京都の事前下見の際、飲み会で出会った男性の店に行くと、奥の部屋に案内され、阿加埜の父親(実のではない育ての親)であることが明かされます
そして作中最強の飛び道具がここで披露されることに……

久慈先生は引率なので、誰かに四六時中ついて回ることはないですが、そこは阿加埜なので神出鬼没に登場します
阿加埜はいつも通り、久慈先生との距離を詰めるために、そして久慈先生も家族のいざこざに巻き込まれ、修学旅行中に会話を重ねていきます
その結果は……



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